イワサキ経営スタッフリレーブログ

2019.03.29

東京2020市場の獲得に向かう

 いよいよ東京オリンピック・パラリンピックの開催まで、あと1年を切りました。2013年に開催が決定し、様々な紆余曲折を超えて、競技場などのハードの準備は着々と進んでおり、2019年に入ってからは、開会式典の内容や大会ボランティアの募集、チケット販売のシステムなど、ソフト面の準備も進められています。各競技の強化についても関心が集まり、各メディアでは、連日オリンピック・パラリンピック手のメダル候補の紹介が紹介されるなど、まさにカウントダウンの状況となり、私たち国民も、その開催に胸を躍らせています。

気になるのは、その経済効果です。国内の様々なシンクタンクが試算した東京五輪開催に向けての経済波及効果は、およそ30兆円越えと試算されていて、開催が迫るなか、ビジネス分野でも、この特需を獲得に向かっています。
では、2019年にラグビーワールドカップの会場、2020年にはオリンピック・パラリンピックの自転車競技の会場を有する静岡県内のビジネス分野の準備はいかがでしょうか。日頃から県内のビジネス分野で活動している経営者や支援機関と関わり、特にBtoCでビジネスをされている方にヒアリングをしてみると、「外国語のパンフレットを作らなければと思っています。」「英語くらい覚えた方がいいですかね」「ウチみたいなお店になんか、外国人は入ってこないから、何もしていないよ」と言う答えが返ってきます。
そこで、静岡県内のビジネスチャンスを考えてみました。東京オリンピック・パラリンピック・パラリンピック、ラグビーワールドカップで静岡を訪れた県外の方の多くは、「静岡に来たのだから、美味しいお茶をお土産に」と思います。そこで、産地ならではの「これぞ静岡のお茶」と言う品質のお茶を提供します。県内ではなかなか売れない100gで1,000円のお茶を50gで500円、1,500円のお茶を30gで500円で販売するのが目安です。日本を訪れた外国の方は、和牛ステーキのコースを10,000以上の値段でも食べたいと思ってきます。これは皆さんが、お米が美味しい産地に行って、高級なお米の300gパックをお土産に買ったり、中国や台湾を旅行して、北京ダックを食べたくなることと同じです。同様に、県外の人や外国人観光客が「買って帰りたい」と思うものを予測して、しっかりと情報発信する準備をしておきましょう。今ならまだ間に合います。
 
~駿河増販情報センター 宮口巧~

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