イワサキ経営スタッフリレーブログ

2022年05月

2022.05.25

「10年後の未来」は予測不可能?

 「大変化は従来の予想より20年早くやってくる」と予測する書籍『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ(NewsPicksパブリッシング,2020年)』が話題になっている。友人に勧められて図書館で借りてみた。

なかなかに難しいが「空飛ぶ車が現実になる」「老化は克服される」「新らたなデジタル知性が生まれる」「買い物の未来」「広告の未来」など、キーワードだけでも圧倒される。

ここで描かれている「10年後の未来」は、私にとってまるでSF映画の世界だが、取り上げられている各技術はすでに存在しているという。そして医療・金融・不動産・教育・小売り・広告などのあらゆる産業で、今日の最先端技術がさらに進歩し、「技術と技術が互いに融合する」ことで、その変化がどんどん加速する、という。「・・・私は未来への変化についていけるのかなぁ・・・」と心配になった。 

思えば、直近数年間だけでも技術の進歩による生活用具の入れ替わりが著しい。携帯電話からスマホへ、現金から電子マネーへ、ガソリン車からハイブリッド車、今後は自動運転機能付きの電気自動車へ。3Dプリンター、VRゴーグル、スマートグラスなどは、もはやネット通販で買うことができる。10年前の私には、想像もできなかった用具やシステムに囲まれて、現在、生活をしている。

食の分野では数年前から、食品展示会で多くのメーカーが「単身世帯用の少量パッケージ食品」や「ミニサイズの包材」を紹介するのが目立つ。また、先日テレビ番組が、圧力鍋やフライヤーなど、様々な種類の「一人用の調理器」が販売されていると紹介していた。気になって調べてみると、ある国立研究所が「2030年37.9%が単身世帯になる」と予測していた。こういった未来の予測に基づいて、各企業は一人用商品やサービスの開発を進めている。

今後10年間は、これまでにない速さで変化するという。予測できない変化の先にある未来は怖くもある。しかし「未来は突然やってくるのではない」「『今』が変化の過程を経て『10年後の未来』に繋がっている」という視点に立てば、「変化の過程のなかで順応していけばいいのだな」と思える。

そうならば、社会環境や自分達について現在の状況を把握し、変化の仮説と行動計画を立て実行することで、加速する未来に臨みたいと思う。

イワサキ経営グループ 監査部 経営支援課 川下真理

2022.05.10

自分でメディアを作る時代

ここ最近「NHKが映らないテレビ」が話題になっている。理由は大手量販店「ドン・キホーテ」が2021年12月10日発売した「42V型AndroidTV機能搭載チューナーレススマートテレビ」が大ヒットしたこと。テレビのチューナーを外し、地上波テレビ等を観ることはできないがYouTubeやNetflixなどの動画配信サービスへ対応し視聴が可能である。「テレビジョンとは動く画像を電気信号に変えて離れた地点に送り、それを映像に再現する通信方式。また、その受像機のこと」を言うそうなので地上波テレビ放送が映らなくてもテレビではあるようだ。

テレビ受像機は、19世紀後半から世界各国で開発が始まり様々な投射方式の受像機が試される中、1926年に浜松高等工業学校(現・静岡大学工学部)の高柳健次郎博士によって後に世界標準となるブラウン管テレビでの世界初の表示実験が成功した。つまり静岡県はテレビ発祥の地、「ものづくり県静岡」と言われる由縁の1つであり誇らしい限りである。

しかし現代ではテレビ自体がメディアとしての岐路に立たされている。「テレビ離れ」という言葉を聞くようになって久しいが、実際にNHK放送文化究所による「2020年国民生活時間調査」の調査結果によるテレビ視聴動向は国民全体でも減少傾向にある中、特に16~19歳においては、1日にテレビを観る人が5割を下回る、すなわち約半分がテレビを観ずネットやSNS、動画視聴を中心とした生活を送るようになっている結果が報告された。従来のメディアの有り方がティーンの間で加速度的に変化をしている、大人が考えているよりも恐ろしく急速に。ライフスタイルが変化してしまった以上、この流れはテレビが面白い面白くない以前に抗うことができない潮流であろう。

ビジネスシーンにおいてはどうであろうか。新型コロナウイルスの流行を契機に、オンラインを活用した商談やセミナー、動画の作成や配信等を行う企業が急増している。また国をあげてDX化を推進していることもあり、ビジネスを取り巻くデジタル環境も急激に変化をしている。

個人・ビジネス問わず「デジタル活用情報発信」はすでに無くてはならないインフラの一部だ。文字や動画で個々がメディアの発信源となれる現代、この変化をコロナ禍における一過性のものとして捉えるか、自分事として人生に取り込むか、その選択、その一歩で未来が大きく変わってしまうだろう。

『なぜなら未来は自分自身で創れるものだから。』

株式会社イワサキ経営 営業企画課 杉山 和宏

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