イワサキ経営スタッフリレーブログ

2023年01月

2023.01.29

空前のサウナブーム

皆さんのまわりで「趣味はサウナ」って人が増えていませんか?「サ道」というマンガがドラマ化されたり、サウナフェスが開催されたり、サウナブームが起きています。 サウナは昔からありますがなぜ今となって話題になったのでしょうか?

そもそもサウナ(Sauna)とは、遠赤外や蒸気などで高温になった室内(サウナルーム)に入り、体を温め発汗する温浴法です。 別名「蒸し風呂」とも呼ばれます。サウナはフィンランド発祥とされていますが、日本では1964年の東京オリンピック以降に普及したといわれています。

サウナブームが起きている理由のひとつは、気軽にサウナを楽しめる環境が整ってきたということがあるでしょう。旧来のサウナ施設や健康ランド、カプセルホテル、銭湯などだけでなく、スーパー銭湯やホテル、スポーツジムなどいまは身近な各所にサウナが併設されています。また、貸し切りできるサウナ施設やサウナメインのスパ、アウトドアでも楽しめるテントサウナなど、新たなバリエーションも増えています。

もうひとつの理由は、 現代人がサウナを強く求めているからということにほかなりません。それはもちろん、2019年末から流行した新型コロナウイルス感染症の存在も無縁ではないでしょう。数年にわたりコロナ禍に置かれたことによって、ストレスを感じることがより多くなり、私たちの心と体が「気持ちいい」という感覚を求めているのです。

サウナの効果としては脳の爽快感や心身のリフレッシュ効果があります。 そして、「サウナー」ことサウナ愛好家たちの間では、「ととのう」という言葉がよく使用されます。この「ととのう」とは、サウナによる状態を表す言葉なのですが、サウナによる体の温めと水風呂での体のクールダウンの繰り返しにより、心身共に非常に調子がいいと感じられる体の状態のことをいいます。 脳がすっきりして体が軽くなり、感覚がリセットされたように感じる人もいるようで、サウナの醍醐味ともなっています。

ぜひ皆さんも疲労回復やリフレッシュを求めて一度サウナに足を運んでみてはいかがでしょうか?

イワサキ経営グループ 監査部一課 渡来 大和

2023.01.24

ヴェブレン効果について

皆さんは、化粧水の原材料がいくらするものかご存じでしょうか?化粧水の中身は水と油がほとんどのため、原材料費は1円~30円程度です。容器やパッケージの原価が100円程度のため、実は中身よりも入れ物の方が高いのです。

ヒアルロン酸やコエンザイムQ10等の特殊材料が入っていたとしても原材料費は数円程度で済みます。その原価が安い化粧水が市場では千円から高いと数万円で売られているのです。1万円で売られている化粧水の原材料費が10円だと知ったうえで購入する方はあまりいないと思われますが、実際に高級化粧水を購入している方は数多くいます。100円ショップで購入する化粧水と百貨店で購入する化粧水の原材料費がほとんど同じでも、百貨店で売られている化粧水が売れています。では、どうして消費者は高い化粧水を購入してしまうのでしょうか。そこには「ヴェブレン効果」という、商品の価格が高いほど需要が増加する現象が発生しています。高価な成分が入っているから高いと信じ込む心理作用、それを使っていることの満足感がもたらす顕示作用(他人に見せびらかしたい心理)が働くことで、消費者を購入に至らせるのです。このヴェブレン効果は希少価値があり価格が高ければ高いほどその効果を発揮します。消費者には周りから羨ましがられたい心理があり、自分が購入する事で自分だけの特権を感じることができるのです。

化粧品会社は高級化粧水を売るためにこのヴェブレン効果を働かせる必要があり、高級そうな容器やパッケージに化粧水を入れたり、莫大な広告宣伝費を使って、この化粧品は美肌になれる、若返り効果がある等のイメージを消費者に抱かせたりすることで、消費者の購買意欲を高めています。有名な女優をCMで起用するのも、有名な女優と同じ化粧水を使用しているという満足感、有名な女優はこの化粧水を使用して綺麗になっているというイメージを抱かせるためなのです。これは化粧水に限らず、ファンデーションや口紅等の化粧品全てに当てはまります。他にも高級ブランドの衣類、健康食品、サプリ、高級車等も同様です。飲食店でも限定10食などにする事によりヴェブレン効果が働き、多少価格が高くても消費者の購買意欲が高まります。

皆さんもこのヴェブレン効果を意識して商売を考えてみてはいかがでしょうか。

イワサキ経営グループ 監査部 安部和人

2023.01.10

ETCX(ETC多目的利用サービス)への期待

今や高速道路を含めた有料道路での利用率は90%を超え、装着が当たり前となっているETC。現在は、さらに機能を向上させた「ETC2.0」への普及促進が行われています。

これまでも利便性を向上させるために「時間帯割引」や「スマートICの増設」などが実施されていますが、社会実験なども含め、課題とされているのが「自動車専用道以外での活用法」。そこに登場したのが、新サービス「ETCX(イーティーシーエックス)」です。

ETCXは従来までの有料道路だけであった決済機能を、それ以外の場所でも使えるようにしようというサービスです。これが普及すれば、車に乗ったまま、いざ支払いとなった際に慌てる必要がなくなります。車の利用シーンにおける支払いの種類はかなり多く、有料道路はもちろん「ガソリンスタンド」「駐車場」「ドライブスルー」、そして今後増えていくであろう「EV(充電)スタンド」等々。

ETCXは、会員制サービスなので、使いたい人は、時間にして5分程度の作業の会員登録(登録料0円・年会費0円)を行う必要があります。これまでのETC車載器とETCカードを使って会員登録を行えば、それだけでETCXを使用できるようになります。また、運用側の設備投資も、それほど大きなコストはかからないようです。

現在は、全国でも使える施設が極めて少なく、有料道路の料金所が5か所程度(大阪府、神奈川県、静岡県)、ガソリンスタンドが1店舗(愛知県)だけです。ただ、ドライブスルーの実証実験も終了しており、今後は使用できる場所も順次拡大していくようです。

ドライブスルーや、駐車場の料金精算が対応してきますと、腕を伸ばした決済端末へのタッチは必要なくなり、駐車料金の精算機に車をギリギリに近づける必要もなくなります。そうなると、かなりスピーディーに決済が可能となり、非常に便利に感じるようになると思います。

近年のコロナ禍において、ソーシャルディスタンスや、キャッシュレス、タッチレスが当たり前となりました。そのような中で、このETCXのシステムは、非常に導入が歓迎されるシステムのひとつであり、消費行動にも影響のあるシステムだと思います。

イワサキ経営グループ 監査部 三宅英二

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