イワサキ経営スタッフリレーブログ

2016.11.15

選挙に行ってみませんか ~西島 佳祐~

 国民の三大義務といえば、「勤労」「納税」「教育を受けさせる」です。また、三大権利といえば、「生存権」「参政権」「教育を受ける」です。これは、日本国憲法において、各条文で示されています。

三大義務の中で、「納税」について、日本で生活している限りほぼすべての方が、所得税や市民税、消費税、酒税、相続税・・・と、なんらかの形で国や地方自治体に税金を納め、義務を果たしているといえます。それに対して、三大権利の「参政権」は、選挙で投票する権利なのですが、国政では、26年の衆議院選挙では52.66%、28年の参議院選挙では54.7%という数字になっており、約半分の方しか権利を行使していないと言えます。
そもそも、選挙は、「私たちの生活や社会をよくするためには、私たちの意見を反映させてくれる、代表者が必要であり、その代表者を決めるのが「選挙」(総務省HPより)です。代表者を決める選挙に投票する権利を、国民の半分しか行使をしていないのが実情です。どうせ、選挙で投票しても何も変わらないという考え方もありますが、果たしてそうでしょうか。
選挙とは、未来を決定することだと思います。例えば、ある市で大きくて立派な体育館を建てました。しかし、利用者が少なくて利用料収入が上がらず、10年後には修繕や維持費で市の財政のお荷物になります。実は、必要なのは、待機児童を出さないための保育園やお年寄りの集える集会所でした。となっても、財政の苦しい市にとって建設費用はありません。「あんな体育館建てるんじゃなかったよ」と皆さんが思ったとき、その責任の一端は、10年前に代表者を選んだ皆さんにあるという考え方もあります。つまり、未来の国や県や市のあり方は、今の各代表者を選ぶ権利を持つ一人一人が担っている訳です。
結果が出るのは、10年後か20年後かもっと先になるかわかりませんが、将来、なんでこんなになってしまったのだろうと後悔する前に、今、選挙に行ってみてはいかがでしょうか。実際、英国では、EU離脱が投票で決まり、米国では今までにいない経歴の大統領が決まったりと、選挙で大きな変化が起きようとしています。

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