イワサキ経営スタッフリレーブログ

2016.06.23

第4次産業革命で仕事はどう変化するか? ~善田 智洋~

 最近、AI(人工知能)やIoT(Internet of Things)という用語を耳にする機会が増えてきたと思います。「AI」とは人間が知能を使ってすることを機械にさせようとすることだそうです。また、「IoT」とはコンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことだそうです。これらの技術は今後第4次産業革命をもたらすと予測されています。

それでは第4次産業革命が起こると世界はどのように変化していくのでしょうか。世界経済フォーラムの報告書「ディープシフト」(2015年9月)では2025年までに起きる変化を次のように予測しています。ロボットの薬剤師が登場する、車の10%が自動運転車になる、企業活動の30%は人工知能やロボットが行うようになる等々です。しかも実現する確率は75%以上の高確率で予測しています。また、数年前にはオックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が今後10~20年の間に47%の仕事が機械に取って代わられるとの研究を発表しています。わずか20年程度の間に世界の産業構造は大きく変化していくと予測されているのです。
確かにこれらのことを裏付けるかのように昨今話題となったのは、韓国のプロ棋士と囲碁AIの5番勝負が記憶に新しいと思います。結果は4勝1敗で囲碁AIの圧勝に終わりました。この囲碁AIに使われているディープラーニングという技術は様々な分野で研究・応用され、人間を超える精度を実現しつつあるようです。また身近なところでは、日本の自動車メーカーも競い合うように自動運転車のCMを流しています。自動運転車が実現すればタクシーやトラックドライバー等の職がなくなってしまうかもしれません。
このように近い将来様々な職種が機械に取って代わられるかもしれません。しかし私達人間は「心」というものを持っています。いくらAI等の技術が発達しようとも人間の「心」を持つことはできないと思います。逆に「心」を持たない仕事をしていれば機械に取って代わられてしまうということです。改めて「心」のある仕事をしようと思いました。

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