イワサキ経営スタッフリレーブログ

2009.07.20

環境問題と経済効果 ~井野秀美~

  最近、地球温暖化対策と経済効果の両方を視野に入れた制度が、次々に創設されています。第一にエコカー減税です。正式には、国土交通省が発表した「環境性能に優れた自動車に対する自動車重量税・自動車取得税の特例措置」を指します。エコカー減税は、一定の環境性能を持つ自動車を購入した際に発生する自動車重量税および自動車取得税を50%~100%減免するもので、自動車重量税は平成21年4月1日~平成24年4月30日までに車検を受けた車両に、自動車取得税は平成21年4月1日~平成24年3月31日までに登録・届出された車両に適用されます。新車のみではなく、中古車にも適用される制度になっています。

さらに、エコカーに買い替えると補助金までついてくるという、まさに環境問題と経済効果を考えた一石二鳥な制度です。今まさに空前のヒットとなっているトヨタのプリウスは、6月末時点の注文で8ヶ月後出荷予定になるとのことで、増産に対応するため、工場の休日稼働の再開・期間従業員の募集再開など対策を取っています。また、ホンダのインサイトが好調で、6月の新車販売台数が前年比を5.7%上回る結果が出ています。最近、業績が低迷している自動車業界ですが、エコカー減税&助成金の創設で明るい兆しが見えてきているように感じます。
 そこで、気になるのが第二のエコポイント制度です。7月1日より申請がスタートし、家電量販店などの商戦が活性化し、景気回復への弾みになることが期待されています。エコポイント制度とは、省エネ家電へ買い換えることによるCO2の削減、経済の活性化、地上デジタル対応テレビの普及を図るため、グリーン家電の購入により様々な商品やサービスと交換できるポイントを取得できる制度です。家電量販店大手のビックカメラは、エコポイントの付与が始まった5月15日以降、対象商品である薄型テレビや冷蔵庫の売れ行きが前年同期比1.5倍と好調に推移しており、制度が浸透してくれば、さらに経済効果が上がると期待しています。
 環境問題で言えば、弊社も7月1日よりクールビズを実施することになり、室内温度28度設定になりました。冷え性の私にとても嬉しい限りです。環境問題と体調管理とで、まさに一石二鳥!
 皆様も、これからエアコンを使う頻度が高くなるので、環境問題について考えてみてはいかがでしょう。

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