イワサキ経営スタッフリレーブログ
2026年01月
2026.01.13
災害を生き抜く力:取り組むべき“事前の備え
災害は忘れた頃にやってくると言われてきましたが、近年はその言葉がもはや当てはまらないほど次々と新たな災害が発生しています。こうした状況の中で私たちは、災害は不可避なリスクとして常に存在することを認識し、“災害に対する備え”について真剣に考える必要があるのではないかと思います。
企業にとって、災害は建物の損壊だけでなく、サプライチェーンの途絶や出勤困難を引き起こし、企業活動に大きな影響を与える可能性があります。そのため、近年は「BCP(事業継続計画)」の重要性が高まっています。事業継続計画は緊急事態下で企業の中核業務を速やかに再開・継続するための計画であり、近年は企業の早期復旧体制を構築するため、事業継続計画策定が推奨されています。事業継続計画策定の出発点は、徹底したリスクの洗い出しです。自社や取引先の立地、データのバックアップ体制などから業務停止要因を網羅的に整理し、最優先で守る業務は何か、代替手段は何かを計画に落とし込みます。
企業の事業継続計画がリスク把握から始まるのと同様に、私たち個人にとっても、自身の命と生活を守るための「リスクの洗い出し」が、防災の土台となります。
自治体のハザードマップを参照し、自宅や通勤ルートの危険区域を確認すること。住居内では、地震時に倒壊する危険性のある家具を排除しておくこと。さらに、家族が離散した場合を想定し、安否確認や集合場所をあらかじめ決めておくことが不可欠です。
このように、「何が生活を麻痺させ、命を脅かすのか」を明確に把握することが具体的な行動計画に繋がります。
災害は避けられませんが、被害を最小限にとどめ、いかに早く立ち直れるかは、事前の備えで変えることができます。企業が生き残るため、個人が生活を守るため、「備え」をコストではなく、将来に向けた不可欠な「投資」として組み込む意識が重要ではないでしょうか。
イワサキ経営グループ 監査部一課 殿岡未来
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