すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

16.高齢者の通院への動機付け(精神状況への配慮)

2019.06.13

大腸検査実施後、温かいお茶を提供し、リラクゼーションを提案

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

大腸検査などの健診後にお茶を出している。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(検査主体の診療所で、高齢の患者様も多いため、検査後にほっと一息ついてもらうため)。

POINT2 どのように運用しているか?

検査終了後に、スタッフが提供している(基本的には、1年を通して温かいお茶を提供している)。待合室には冷たいお茶を飲めるスペースっも設置しているが、温かいお茶の人気が高い。

POINT3 どのような効果が出ているか?

「検査の緊張から解放される」と、患者様からの好評を得ている。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。

2019.06.07

高齢患者の移動速度を標準にしてエスカレーターを低速化

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

高齢の患者様の身体状況、精神状況に合わせてエレベーターを最低速度にしている。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(高齢の患者様や、小児の患者様と保護者が、エスカレーターに乗るタイミングをとれず立ち止まっている様子を見て)。

POINT2 どのように運用しているか?

エスカレーターの速度は通常30m/分に設定されているが、超低速(15m/分)に設定している(一般の人には「ものすごく遅い」と感じる速度)。

POINT3 どのような効果が出ているか?

エスカレーターの速度が遅いので、身体状況に関わらず焦らずに乗ることができ、転倒などはない。

実践ポイント

何を実施するのか?誰が実施するのか?誰に対して実施するのか?費用はどれくらいかかるのか?期間はどれくらいかかるのか?

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2019.05.30

お盆中に開院していることで地域の医療提供体制確保に貢献

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

高齢者人口が多く、患者様のほとんどが高齢者の地域のため、夏期休暇を1週間ずらしている。

POINT1 導入のきっかけは?

高齢者が多い地域で、患者様のほとんどが高齢者であるため症状が急変する可能性があり、地域内の医療機関が一斉にお盆休みをとると非常事態に対応できなくなる可能性がある。また、お盆に都会等から帰省者も多く、急患として来院するケースも想定されるため。

POINT2 どのように運用しているか?

夏休みをお盆時期より1週間ずらして対応。

POINT3 どのような効果が出ているか?

夏風邪などの軽症の患者様が多いが、他診療所が休診している中での対応なので、ご本人やご家族から「安心だ」と好評を得ている。

プラス1 
移動式CTを用いて自院で画像診断することで遠方への通院が困難な患者様の身体的負担を軽減

実践ポイント

身体機能の低下等により遠方の病院へ通うことが困難な高齢の患者様の負担軽減を目的に、移動式CTをレンタルし、月1回画像診断を実施。自院での実施は、患者様への安心感にも寄与している(近畿/内科)。

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