すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2019.08.13

冬期、自動ドアをタイマー解錠設定にし、診療前の風除室を開放

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

早朝に、通勤するご家族の車に同乗して来院する高齢の患者様が、暖房の効いた屋内で診療開始時間まで待機できるように、玄関の自動ドアをタイマー解錠にして、スタッフの出勤前でも入室できるようにした。

POINT1 導入のきっかけは?

コンサルタントの提案により、患者様の待ち時間の環境向上を目的にして導入(山間の農村地帯で唯一の公設民営診療所であるため、朝早くから出勤途中のご家族に送ってもらった高齢の患者様が診療の開始をまっている)。

POINT2 どのように運用しているか?

10月から翌年の5月までの早朝は冷え込むので、玄関の自動ドアのオートロックを定刻(7時30分)で解錠するようにタイマーを設定し、待合として風除室を開放。室内を広く(20㎡程度)とって全員が室内に入れるようにし、床暖房で暖気を確保。

POINT3 どのような効果が出ているか?

早く到着する患者様では90分以上外で待たなければならなかったが、タイマーを解錠することでスタッフの到着前でも屋内で待機できると好評。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。