すぐできる!診療所経営工夫アイデア♪

2019.08.07

「患者満足度調査」の結果を公開し、自院の取り組みをアピール

第2章 患者サービス向上のための工夫

工夫内容

「患者満足度調査」の結果を公開(対応策を記入して待合室に掲示)。

POINT1 導入のきっかけは?

院長の発案(スーパー・ホームセンター等で「お客様の声」を公開しているのを見た院長が「患者様の満足度をアップするための取り組み」として、患者様からのいろいろな意見を取り入れる姿勢があるということを視覚に訴えようと考えた)。

POINT2 どのように運用しているか?

「待ち時間が長い」という意見に対して、

  1. 予約診療制
  2. 携帯電話への呼び出しサービス(待合室で待つのではなく、駐車場や近隣に外出できるよう)

を導入した。

また、「医師によって診療の対応が異なる」という意見に対しては、口頭での説明に加え、疾病に関する資料(医薬品メーカーが発行しているパンフレットなど)を通して理解を深めてもらう。

POINT3 どのような効果が出ているか?

投書箱を設け、意見や要望を入れていただくことで、具体的な改善点だ見えてきた。患者様からは「自分たちの意見を取り入れてもらえた」と好評である。

このブログは、医療・福祉経営に特化した全国の職業会計人による協働体、メディカル・マネジメント・プランニング・グループ(MMPG)会員が「職種を問わず、すぐできる!」のコンセプトで収集した事例のうち、より効果的であると思われるものを再集約した究極の「診療所経営工夫アイデア」集です。もちろんMMPG会員たるコンサルタントが実際に関わったケースを基に、わかりやすく編集されております。